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 2018年7月8日(日)   この整然たる論理の庭
違和感といふ名の子宮で待つてゐた 嵐の朝のかるい興奮

何故忘れてゐられたのかと 必要なものだけ抱へ夕陽は沈む

無軌道な分子ぐちやつと 雑踏を覗きこむ神様の顕微鏡

ないはずが在つたらしきをいま悟り 親子となつてまだ半世紀

対岸のひとの思ひを知らうともせず 0/1のフラグを進め  /ゼロイチ

迷はない迷へない この整然たる論理の庭にまた朝が来る
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